理事長所信

理事長所信

公益社団法人勝山青年会議所

2022年度理事長予定者 嶋田 有希

和敬清寂

~ともに未来へ紡ぐ~

 

はじめに

 1968年に勝山青年会議所が設立されて以来、「個人の修練、社会への奉仕、世界との友情」を信条とし、「明るい豊かな社会」の実現を目標として今日まで歩んでまいりました。全国に拡がる青年会議所の使命には「青年が積極的な変革を創造し開拓するために、能動的に活動できる機会を提供する」とあります。勝山青年会議所に所属するメンバーは、より良い勝山には何が必要かを考え、様々な社会的課題に目を向け、己の成長と共にまちのための行動を起こす奉仕と修練を日々実践しています。また一人の力で社会を動かすことは難しく、青年会議所の理念と使命を共有したメンバーがお互いに力を合わせて活動し、運動を拡げるべくお互いを敬いあう心を持ち友情を育んでいます。

今年度のスローガンは「和敬清寂」です。この4つの文字には千利休の茶道の精神が表れているとして伝えられていますが、青年会議所の理念とも通じるものがあると感じています。

「和」とは、お互いに心を開いて仲良くするということ。

「敬」とは、尊敬の敬で、お互いに敬いあうということ。

「清」とは、目に見えるだけの清らかさではなく、心の中も清らかであるということ。

「寂」とは、どんなときにも動じない心ということ。

という意味合いがあります。

私たちは「和敬清寂」の心で、誰とでも仲良く、お互いを尊重し合いながら、信じた道に向かって行動している青年会議所の仲間との絆を経糸に、未来へ伝えていく活動を緯糸に、希望あふれる勝山の未来を紡いでいきたいと考えています。

誇りを育み、会員拡大に繋げる

  青年会議所は限られた予算と活動時間の中で、仲間とともに明るい豊かな勝山を目指し、柔軟な発想力と行動力で活動を行って参りました。こうした活動は、メンバーの「明るい豊かな勝山」に向けた高いモチベーションによって支えられてきました。勝山青年会議所の会員は、かつては50名以上いた時期もありましたが、一時期は13人にまで減り、まさに存続の危機でありました。昨年、新たに8名のメンバーが新規に加わり、活気が戻ってきましたが、まだ危機から脱したとは言えません。活動が停滞すれば、まちのための事業も弱体化し、これまで築き上げてきた勝山への愛着を根付かせる活動も無駄になってしまいます。これまでの活動を紡いでいくためには、一人でも多くの勝山を想う人材を迎え入れ、活躍する機会の場の提供が必要です。

そのためには、従来の限定的かつ、一時的な会員拡大の手法を持続的なものに見直す時期に来ていると考えています。現状の問題点や過去から引き継がれた課題も見つめ直し、時代に応じた新たな会員拡大の手法を模索し、変革する時期なのです。まずは、青年会議所のメンバーとしての理念をしっかり理解して頂き、誇りをもって、魅力ある行動をして頂きたいと思います。そうして、青年会議所の理念を知ってから活動していただければ、自ずと自覚と誇りが育まれます。そういった想いを胸に行動することで、周囲から「憧れ」と「尊敬」を集め、「勝山青年会議所」というブランド価値が高まり、「自分も勝山青年会議所の仲間と勝山の未来に向けて活動したい」という若者が増えていくという理想的な循環を起こしていきたいと考えています。それには、従来の手法を継承しつつ、あらゆる機会・人脈を活用して積極的にコミュニティーと交流していくなど新しい発想で、まず「勝山青年会議所」を知ってもらうための運動を展開していきましょう。そうすることで、認知度の向上に繋がり、運動への理解と共感を集めることで、市民の方々から賛同をいただき、ブランド力の向上になり、会員拡大にも繋がるでしょう。

好機を活かす、まちづくり

  現在、福井県は中部縦貫道路の延伸、北陸新幹線の開通、そして福井県立恐竜博物館の大規模なリニューアルという全国的に注目される時期を控えています。この好機を一部の地域の一過性の盛り上がりとするのではなく、勝山でより良い変化を生み出さなければならないと考えます。そのために、行政や市民、民間企業、各諸団体それぞれが、新たな観光資源の発掘や開発、観光情報の提供や新たな名産品、お土産の開発など、様々なことを考えて取り組んでいることと思います。

県内外の観光客のみならず、外国から来る多様な観光客に合わせ、勝山の魅力に触れていただき、最適な環境で勝山を楽しんでもらうために多面的なアプローチを考える必要があります。そこで、地域の担い手として運動している「勝山青年会議所」は、県内外、海外から求められる勝山像とはなにか、どのような人でも最適な環境で勝山を楽しんでもらうための意見を地域全体から集約し、行政や市民、民間企業、各諸団体と協力、連携しながら活気と賑わいある勝山のまちづくりのために率先して行動を起こしていくことが、私たちに求められている姿ではないでしょうか。

まちづくりは私たち一人ひとりの暮らしそのもので、世代や性別、環境を超えて市民一人ひとりが地域の課題に気付き、周囲の賛同をあつめながら、各所でよい変化が起きることで、活気あふれるまち勝山につながると考えます。多くの人たちが快適で美しい勝山に訪れてみたい、住んでみたいと感じられるような運動を展開していきましょう。

 

 

これからの組織づくり

 長引く新型コロナウイルス感染拡大の影響により、会議や例会ではリモートを使用するなど青年会議所の活動・運動も変わってきています。デジタルの活用でコロナ禍の中でも活動・運動できるという面はとても優れている一方、人と人との心の繊細な距離や、会ってこそわかる価値があることにも改めて気づくことができました。青年会議所は常にメンバーとともに目的を達成するために行動していますが、その目標の達成の基盤となるのが、人としての円滑なコミュニケーションやフォローです。

そのためには、先輩諸兄が紡いできた青年会議所の仕組みなどを、便利だから時代に合わないからと安易に変えるのではなく、なぜそうなったのかという経緯やそもそもの趣旨をしっかり考査・理解し、青年会議所の理念に沿ったうえで変換していくことが重要です。伝統とは、時代の変化に合わせながら、受け継いでいくものだと考えます。

時代の変化は激しく、ニューノーマルへの対応やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進など、勝山青年会議所にも変革の波は確かに押し寄せています。しかし、流されるままに大きく変えてしまうのではなく、メンバーとともにひとつひとつ精査しながら、持続可能な組織づくりを目指して、来るべき新しい時代にふさわしい組織のあり方・進め方を模索していきたいと考えています。

 

 

おわりに

社会で活動する地域や分野や規模が違っても、活気と賑わいのある「明るい豊かな勝山」を目指す想いはひとつです。勝山青年会議所は、より良いまちの未来を想い、集った仲間と切磋琢磨してさまざまな壁にぶつかりながらも、市民を巻き込んだ運動を展開していくため、行政や各諸団体との交流をもち、多様な人の立場、存在を認め、敬意を表し、互いに明確化された目標を一つに協力し、自分達の信じた道をつき進み行動に起こしていきます。私たちの運動で、魅力ある勝山を希望あふれる未来に向けて紡いでいくことが、まちの発展へと繋がることでしょう。

勝山青年会議所の先輩方の積み重ねてきた勝山市に対する熱い想い、誠実さ、あたたかさを守り、また地域の縁を大切にし、勝山にとってなくてはならない存在となるよう、より一層メンバー一同力を合わせて邁進してまいります。

基本方針

・地域を担うリーダーたる人財の育成

・自ら行動を起こし、周りを巻き込む活動

・伝統の継承と時代に即した組織運営の構築

運営方針

・地域の方にJCへの理解を深めていただくための取り組み

・コミュニケーションが充実した組織運営

各委員会事業計画書

♦会員拡大委員会

・会員拡大につながる事業

・メンバーの成長を促す事業

・新入会員オリエンテーションの開催

・例会の開催(2月、7月、9月、11月)

♦まちづくり委員会

・好機を活かすまちづくり事業

・地域資源を活かした魅力あるまちづくり事業

・例会の開催(3月、5月、8月、10月)

♦事務局

・理事会、総会その他諸会議の円滑な準備と運営

・ホームページの管理運営、情報の発信

・災害ネットワーク担当

・日本、地区、ブロックの対応

・若いわれらの発行

・例会の開催(1月、4月、6月、12月)