理事長所信

理事長所信

公益社団法人勝山青年会議所

2018年度理事長 中村 任邦

 

The sky is the limit

~50年の伝統を未知なる可能性へ導く~

はじめに

 

1968年、勝山を愛する青年達が志を一つに集まり勝山青年会議所を設立し、半世紀に渡り歴史と文化が築かれてきました。先輩方の知恵や行動力、勝山を愛する心と発展させたい想いは現在も私達に脈々と受け継がれています。そして50年目を迎えた現在も青年会議所活動を行えていることに家族、会社、関係者の方々に敬意と感謝の心を持たなければなりません。

現在日本は人口減少、少子高齢化等様々な課題に直面しており、これは我々が暮らす勝山においても大変深刻な問題となっています。人と人のコミュニケーション能力が低下し、団塊世代の退職により人材不足が著しい中、近年は人工知能(AI)を持つロボットが普及し、人間と同じように働くロボットも現れ始めています。車や電車の自動運転、スーパーやコンビニでのレジの無人化、24時間365日動いても疲れや衰えを知らず、感情も無く且つ正確でスピーディーに淡々と作業をこなすロボットのみで人間が何もしなくても市場が動く時代になるのかもしれません。またスマートフォンやパソコンで常に世界中の情報が瞬時に手に入りあらゆる場面で利便性が高まる一方、常に情報だけが独り歩きし、時には流言飛語な事も喧伝してしまい世間を混乱させてしまうことさえあります。たったのワンクリック、ワンタップで人生を大きく狂わせてしまえる今日です。IT時代の黎明期である今こそAIに負けない能力と判断力を身に付け人間としての熱い心を持ち、我々青年会議所が率先して地域間のコミュニティを図り、リーダーとして牽引していかなければなりません。明るい豊かな未来の為に滅私奉公することが我々JAYCEEの使命であるのです。

 

創立50年を迎え

 

2018年度、勝山青年会議所は創立50年目を迎えます。1968年全国で389番目、県下6番目の青年会議所として入会承認を頂き、熱き想いを抱いた青年達が相集い、力を合わせて今日まで牽引してきました。これまで先輩方が築かれてきた勝山青年会議所の歴史を振り返ると全てが華々しい経歴ばかりであり、時代は違えど勝山に対する熱き想いは今なお変わりありません。50年もの間、連綿として地域への思いが受け継がれてきたからこそ現在の勝山青年会議所の姿があるのです。そこで本年度、勝山青年会議所は全メンバーが心一つとなり敬意と感謝の心を常に持ち続け、厳粛な雰囲気で創立50周年記念式典を、盛大にかつ勝山らしさを前面に押し出した祝賀会及び記念事業を執り行います。50年の歴史と彩り歴代理事長がどのような想いで勝山青年会議所を牽引されてきたかを振り返ることで、今後の勝山青年会議所の未知なる可能性が見えてくることでしょう。勝山らしいおもてなしと魅力を遺憾なく発揮し、55周年に向けた勝山青年会議所の活動指針となるビジョンを示すことで2018年度をさらなる飛躍の1年にしたいと考えます。

 

地域を誇れる為に

 

2017年7月、中部縦貫自動車道が福井北から大野間で開通しました。また県内区間での全線開通と北陸新幹線が福井まで延伸することの目途が立っております。本年度は福井国体を控え、さらに2020年度には東京オリンピック・パラリンピックが開催され、今後勝山にも観光客が益々増える傾向にあると予想されます。しかし少子高齢化、若者が定住しない等といった課題が山積しています。この先30年程で人口が1万5千人を切るといわれている勝山市ですが、常に地域のイノベーションとして時代を牽引してきた勝山青年会議所がこのまま何もせず見過ごすわけにはいきません。勝山市には福井県内で唯一登録されている日本ジオパーク「恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク」があります。豊かな自然と大地に囲まれ、春夏秋冬それぞれの季節がこれほど明瞭な地域は全国的にも珍しく、各々の季節に見合った観光資源があるのも大きな特徴です。決して何も無いわけではなく、市民一人ひとりが勝山の魅力に気付いていないだけなのです。我々勝山青年会議所が進取果敢にまちづくりに取り組み、対外発信をしていくことで市民はもとより市外や県外、さらには世界へと勝山の素晴らしさを示せるのではないでしょうか。

300年以上の伝統がある勝山左義長まつりは勝山青年会議所が携わってきた事業で最も長く、30数年間継続して参画してきています。近年ではまつりへの関わり方も少しずつ変遷しており、毎年違った形で観光客をもてなしています。どのような形で観光客をもてなすと少しでも満足して帰っていただけるのかをしっかりと議論する必要があります。本年度も2日間で10万人以上の観光客が集結する勝山左義長まつりをおもてなしと感謝の心を持って積極的に盛り上げていきます。

勝山市内の小中学校はすべての学校でユネスコスクールに登録されており、これは福井県内でも勝山市だけであります。ユネスコスクールでは、ユネスコの理念に基づき持続可能な社会の担い手を育む教育(ESD)の実践を行っています。特に勝山市内では環境教育と地域の文化や遺産をテーマにしたふるさと教育に力を入れており、河川清掃やジオパークの勉強をしています。しかし通常の授業に加えてESDへの取り組みを行うには学校の時間だけでは足りないのも現状であります。地域に根付いた勉強をし、地域への誇りを持つことで今の世の中を次の世代へ繋ぐ子供たちを育てるべく、我々青年会議所が未来ある子供たちへの投資をしなければなりません。

公益社団法人として社会的地位の確立はしているものの会員数の減少により公益性を保つことが難しくなってきています。この現状を少しでも和らげるには数年単位で完結できるような継続事業にあると考えます。何か新しいことをしようとするには勇気がいることであり難しいことでもあります。様々なまちづくり団体とコミュニケーションを取りながら新しい情報や意見を取り入れ、我々勝山青年会議所が正しいと思う道筋へ市民や行政、各種団体と糾合し事業を展開していかなければなりません。

「リスクなくしてイノベーションなし」誰かが動かなければ誰も動かないのです。それでは誰が動いて変えていくのか、我々JAYCEEではないでしょうか。失敗を恐れず失敗よりも挑戦し、勝山青年会議所として勝山市の魅力を常に発信し続けていきます。

 

未来ある勝山市の為に

 

勝山青年会議所はかつて50名以上の会員が在籍していましたが、2018年度現在で20名の正会員数になっています。まだまだ少ない状況ではありますが近年では増加傾向にあり明るい兆しが見えてきています。しかし入会3年未満のメンバーが多数を占めており、細かなルールや組織の在り方等よくわからないメンバーが多いのも事実であります。これは全国各地の青年会議所においても急増している問題であり、一人ひとりの資質向上が急務となってきています。しかし少ないメンバーでも我々には経験豊富な先輩方がたくさんおられます。議論を重ねていく過程で壁に当たった時は積極的に先輩方を訊ねアドバイスや貴重な意見を頂くのも一つの手段であり、自らがJCのブランド価値を高める行動をとって頂きたいと願います。そして一人のJAYCEEとして周りから憧れの存在となれば会員拡大に繋がるものと確信しております。

様々な組織、団体がある中で社会を変えていくのはJCだけと言われています。私達は自らが地域社会の課題を探り、解決に向けて委員会や理事会を通して多くのメンバーと話し合い、その結果を愚直に地域社会にぶつけて成果を検証しています。成功例はこれまでも数多くあり、実際に現在も残っている事業が存在しています。しかし決してそれに満足せず、また新しき課題を掘り出し地域を変えていくのがJCであります。勝山においてJCが無くなったらどうなるのか、常に必要とされるJCであるためにJCのブランド価値を高め、多くの仲間を増やして明るい豊かな未来を求めていきたいと考えます。

 

結びに ~未知なる可能性を求めて~

 

青年会議所は20歳から40歳までの青年経済人の集まりです。それぞれが仕事や家族を持ち、人生の中でもさらに成熟した大人になる過程の中での青年会議所活動です。  大人の学び舎とも言われますが、時間に追われてなかなか参加できないメンバーもいるかと思います。よく言われることですが、全人類に分け隔てすること無く与えられたものは「時間」だけであります。その「時間」をいかに有効活用し今何をすべきかを考え、今という一瞬に覚悟を決めて感謝の心を持ち様々な事に取り組んで頂きたいと思います。

「JCしかない」時代から「JCもある」時代へとなり、多くの青年団体やまちづくり団体がある中でも「JCにしか」できない「JCだから」出来ることがあります。

自らの可能性を自らが決めてしまえば、それ以上の進化はありません。

The sky is the limit

明るい豊かな社会の実現に向けて「JCらしい」運動、活動を愚直に展開していき、陰徳を積み重ねて共に成長し、限度無く突き進もうではありませんか。

 

 

 

 

基本方針

 

  • 明るい豊かな未来を見据えた地域社会への取り組み
  • JCブランドの価値向上と組織力強化
  • 地域に信頼されるJCの確立とメンバー全員での会員拡大

 

運営方針

 

  • 50年の伝統と歴史を守りつつ時代に見合った組織運営
  • JAYCEEとしての基本的ルールの遵守
  • 地域のリーダーとしての積極的な行動

 

 

 

各委員会事業計画

 

50周年未来創造委員会

 

・創立50周年記念式典及び祝賀会の開催

・創立50周年記念事業の開催

・創立55周年に向けたビジョンの制定

・会員開発

・新入会員オリエンテーションの開催

・例会の開催(5月 6月 8月 11月)

 

 

ジオパーク推進委員会

 

・勝山左義長まつりのへ参画

・ジオに特化した事業の開催

・例会の開催(2月 4月 7月 9月)

 

 

 

事務局

 

・理事会、総会など会議の円滑な準備と運営

・ホームページの管理運営、情報の発信

・災害ネットワーク担当

・日本、地区、ブロックの対応

・若いわれらの発行

・マイナンバーの保管、管理

・例会の開催(1月 3月 10月 12月)