全国一斉!国民討議会 福井大会

日本国憲法が1947年5月3日に施行されてから今年で70年を迎えました。

安倍晋三総理大臣は自民党総裁として、東京都内で開かれた「第19回 公開憲法フォーラム」に寄せたビデオメッセージの中で、憲法を改正し2020年の施行を目指す意向を表明されました。時期や改正項目など踏み込んだ発言をされたのは初めてのことです。

憲法改正について、また新たに一石投じられたことになったと思います。

日本国憲法施行70周年を迎える前の、4月23日(日)に大野市にて、日本国憲法をテーマとした市民討議会「全国一斉!国民討議会 福井大会」が開催されました。

討議会は、18歳から40歳までの無作為で選ばれた一般市民の方と福井県内の各青年会議所から無作為で選ばれた会員が参加いたしました。

公益社団法人勝山青年会議所からは5名参加させていただきました。

5名1グループとなり、2つのテーマについて討議しました。

1回目のテーマは「現行憲法に緊急事態条項を創設すべきという意見がありますが、どう思いますか?」

2回目のテーマは「現行憲法9条に自衛隊について明記すべきという意見がありますが、どう思いますか?」

討議に入る前に、テーマに沿った情報提供があり、その後、賛成、反対の見解の映像が流れました。

討議は1人1テーマでした。1回目のテーマが終わると、メンバーを入れ替え、2回目の討議が行われました。(1回目で討議した方は、聴衆側になり、1回目を聴衆していた方が2回目の討議に入りました。)

賛成の意見もあれば、反対の意見もあります。様々な意見を受け入れて議論を重ねていきました。話し合えば、話し合うほど、自分の知識も増え、色々な角度からそのことについて捉えることもできました。

そして、グループごとに3つ意見をまとめて、各グループの代表が発表しました。

その後、発表された意見の投票が行われ、票が多かった意見が取り上げられました。

憲法改正論議は施行以来、幾度も考えられてきました。

憲法改正が現実味を帯びてきたのは、2016年の参議院選挙で憲法改正に前向きな国会議員が、参議院全体の3分の2の議席を確保したからです。

憲法改正発議の要件は、「衆参それぞれで議員総数の3分の2の賛成」となっています。

現在、衆参両院で改憲派の議席が3分の2を超えています。

衆参両院で3分の2以上の賛成により憲法改正の発議が行われたら、発議した日から起算して60日以降180日以内に国会が議決した期日に国民投票が行われます。国民投票で過半数の賛成が得られれば、憲法改正となります。

憲法により、私たちの生活は守られています。当たり前すぎて気づきませんが、学校に行けること、自由に職業につけること、好きな人と結婚ができること、女性が働くことができることなど、たくさんの事柄と密接に関わっています。今ある暮らしは憲法が保障しています。

憲法によって、私たちの生活、他国との関わり方が大きく変わってきます。

誤った知識や感情、世間の情報に流されることなく、日本国憲法について、真剣に「他人事」ではなく、「自分事」として憲法の見識を深める時を迎えたのではないでしょうか。

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